拙作対局将棋ソフト「乾U」の戦歴

「乾U」とは私が趣味で作成したWIN95用将棋ソフトです。97年2月完成以来バージョンアップを繰り返し、このたび当初目標にしていた市販ソフトから一勝、という悲願をついに達成しました!!その対局模様をお伝えします。


対「柿木将棋U」(level1)戦必勝を期して臨む「乾U」!!7月23日

「きっと今回も負ける」と半ばあきらめて「乾U」ver1.8cは「柿木将棋95」level1との対局に臨んだ。いままで20連敗くらいしているのだから、「こんどこそは」という気分もなくなってしまった。▲先手「柿木」、△後手「乾」で対局は開始された。幸いかみさんや子どもは都合よく近所に出かけており、対局するには絶好の条件がそろった。

対局日:1997/07/23(水) 20:48:18

先手:柿木将棋U LEVEL1

後手:乾U

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角

▲4八銀 △4二飛 ▲6八玉 △3二銀 ▲7八玉 △7二銀

▲8六歩 △5二金左 ▲5八金右 △6二玉 ▲5六歩 △7一玉

▲5七銀 △8二玉 ▲8七玉 △9四歩 ▲7八銀 △6四歩

▲9六歩 △6三金 ▲7七角 △1四歩 ▲8八玉 △7四歩

▲8七銀 △7三桂 ▲7八金 △8四歩 ▲6六角 △8三銀

▲6八銀 △7二金 ▲1六歩 △1二香 ▲7五歩 △4五歩

40手1二香まで

過去の対戦全てがそうだったように居飛車対四間飛車の戦いとなった。 大概5九に角を下げてくるのだが時々柿木将棋は6六にあがることがある。今回も角が上がってきた。柿木が7五と突いてきて戦闘開始。乾Uはすばやく角道を開けてきた。「振り飛車には角交換」で柿木は角を交換してくる。


▲3三角成 △同 銀 ▲7四歩 △4四角 ▲7七桂 △6五桂

▲3六歩 △7四金 ▲3七桂 △1三桂 ▲4五桂 △7七桂不成

▲同 銀 △7五桂 ▲3三桂成 △8七桂成 ▲同 玉 △3三角

60手3三角まで

早々に柿木は6一あたりに角を打ってくるかなとおもったが。。。この辺、駒の損得はないものの少し有利かな。いやいや、ここからいつも桂や角の打ち込みを食らい逆転負けのパターン。まだまだ油断ならないところと気を取り直す。まだ勝つとは思わなかったけど、6九銀が実現したらの期待があった。ここで手にしていたマンガを投げ捨て対局に集中する。(とはいっても自分が対局しているわけではないので指し手には影響ないが)


▲6六角 △7五桂 ▲8八玉 △6六角 ▲同 歩 △6九銀

▲2一角 △3七角 ▲2九飛 △5八銀成 ▲6一銀 △6二金

▲7六角成 △4七飛成 ▲8七桂 △同桂成 ▲同 馬 △3八金

78手3八金まで

待望の6九銀が実現。3七角のところ、自分だったら金を取って飛車を成っていくと思うけど、どちらがよかったのか。。。あるいはもっとよい手があるのか。3八金はちょっともったいない感じ。以前、無用に飛車を追いかけて駒を使い果たしたことがあっただけに、「おい、むりするなよ」と独り言。ここまで来てようやく「勝てるかもしれない」と感じた。これで完全に先手の飛車は後手陣に攻めていくことができなくなってしまっている。後は駒を渡さないよう玉を追いやって行けばよいが。


▲4八歩 △同角成 ▲5二銀成 △7五桂 ▲7六馬 △5二金

▲7九飛 △6九銀 ▲7三歩 △7八銀不成▲同 飛 △6七金

▲7九飛 △7八歩 ▲8九飛 △8七桂成 ▲同 玉 △7七金

▲同 馬 △6八銀 ▲7二歩成 △同 銀 ▲6七金 △7九歩成

▲7一銀 △同 玉 ▲8三桂 △同 銀 ▲6三桂 △同 金

▲7九飛 △7五桂 ▲9七玉 △7九銀不成▲5五桂 △6七桂成

▲6三桂不成△6二玉 ▲8七馬 △7五桂 ▲9八馬 △7七飛

▲8七金 △6六成桂 ▲6七歩 △8七桂成 ▲同 馬 △6七飛成

▲7七桂 △6三玉 ▲8五歩 △7七龍 ▲同 馬 △8五金

▲6一飛 △6二金 ▲同飛成 △同 玉 ▲8七金 △7六金

▲同 金 △同成桂 ▲8七金 △同成桂 ▲同 馬 △6六馬

▲7四桂 △同 銀 まで146手で後手「乾U」の勝ち

投了図


柿木将棋Uのコメント。。。。。。。。。

乾Uのコメント相手のまずい攻めにも助けられた感じです。最後はどたばたしてしまって。思考時間だけとってみれば私の完封負けですね(柿木は2分以下、乾Uは70分)。途中、詰みがあったようですが、私の実力では見つけられませんでした。悲願達成なって感無量といったところです。


作者コメント

本当に長い道のりでした。かつてまぐれで柿木に勝ったことがありましたが、本当にそれは偶然の勝利で、2度と再現できないものでした。(そもそも対局時間が2時間を超えてしまって2度とする気になれない)今回は本当の乾Uの勝利といえます。97年2月の完成以来、約半年で目標を達成したことになります。まだ不足の機能等ありますが、開発はこの辺で一区切りつけ、あとは適当にゆっくり改良していこうと思っています。今後は他のソフトとの対戦を紹介していこうと思っています。