SPEAR 第7回大会から参加されています。開発者はR.Grimbergenさん(オランダ)。前回は「兵進駒」という名前で参加されていました。画面は漢字で表示されていて段数が漢数字ではなくアルファベットでした。マルチウィンドウでいろんなデータが表示されていてなかなかかっこいい。でも乾Uの画面も「ウツクシイネ!」と誉めてくれた。VIsual C++(英語版)で開発されたそうです。一緒につれていった幼稚園の息子は外国人ということで怖じ気づいていたが、親も同様。しかしやはり将棋は日本のゲーム、負けるわけにはいかない、と思いました(笑)。日本語はかなり上手で、中学校の時に習った英語を心の中でいまさらながら反復していた私はほっとしました。

第一局 記念すべきデビュー戦白星!!
先手 ▲;乾U (使用機種 PC98NX /Pentium 133MHz)
後手 △;SPEAR(使用機種 AKIA Microbook /Pentium 200MHz)
第一図(35手▲1六歩まで)

途中おかしな手を含めながらも駒組を進め第一図。ここでSPEARの大悪手の3九角!!すかさず乾Uは3八飛。序盤で角のまる得となり、ずいぶん気が楽になりました。思考部分のバグとなると以降もまた大悪手を指す危険があり、またやってくれないかな、と密かに期待しました(笑)。しかしその後、乾Uも9七桂と跳ねるあたり悪手の応酬と言う感じで「お互い変な手ですね」と苦笑い。。。
第二図(81手▲6三香まで)

この6三香は「コレハイイテダネ」とGrimbergen氏も感心していました。この手を打ったあたりから優勢だったかもしれませんが、まだ思わぬトン死がこわくて確信は持てませんでした。初めての対局ということもあり、わたしは地に足がついていない状態で優勢なのか不利なのかまったく分かりませんでした。ただ夢中になってSPEARの指し手を入力していたと思います。後ろで観戦していた松原氏(「コンピュータ将棋の進歩」)だったと思うのですが「これくらいだとコンピュータ将棋はまだまだわからないからねえ」といっていました。まさにそのとおり。私は5九の飛車を取られるのを恐れていました。乾Uの局面評価点はプラス912点で乾Uかなり優勢、というものでした。
第三図(後手投了図)

以後、多少もたつきはあったものの、最後はしっかり詰め、なんと初対局で勝ってしまいました。
相手のまずい攻めにも助けられた感じですが、私はこの1勝で大いに舞い上がり、「もう、家にかえってもいい」とさえ思いました。最後はSPEARは思考時間の切迫から弱いモードに入っていたそうで、それも幸いしたようです。画面では663秒となっていますが実際は23分以上消費していました(持ち時間は25分。切れ負け)。
次の対戦相手は同じ初参加同士のKFEnd。