第六局(対SHOUCHAN戦)

SHOUCHAN 第1回大会から参加されています。東京農工大の小谷研究室開発。このコンピュータ将棋の世界では最古参というか、草分け的ソフト。けれど今までの大会では最多で3勝までとか。この第六局で当たったときには同じ3勝2敗同士の対戦となりました。インターフェイスは言いにくいが、お世辞にも美しいとは言えない。しかし画面に表示されているデータはプログラムの本格的な作りを思わせ、さすがは研究者のソフトは違う、と思いました。3手までは全幅探索(!)だそうで、7手まで先読みすると聞きました。5手までしか先読みしない乾Uに果して勝つ望みがあるのか。。。


第六局 伝統ソフトと対戦。敵は相手ソフトと自身のバグ。

先手 ▲;乾U (使用機種 PC98NX /Pentium 133MHz)

後手 △;SHOUCHAN(使用機種 DOS/V /Pentium 300MHz)


(第1図43手▲8五桂まで)

いきなり、のっぴきならない局面になってしまいました。これは早い勝負になりそうだと思いました。

(第2図)

ここからShouchanは狂い出しました。駒捨ての手を連発してしまいました。飛車2枚と金をただで乾Uに渡してしまいます。おそらくはバグと思います。私も乾Uの開発ではバグに泣かされつづけていました。バグはどんなにすばらしいアイデアをつぎ込んでいてもすべて無駄にさせてしまいます。恐ろしいものです。何千、何万ステップから成るプログラムもたった一行のミスで流れてしまうのですから。ここからはSHOUCHANも粘りようがなく最終図まで一気にいってしまいました。

(第3図 91手▲8六桂まで)

ここでは乾Uは詰みを見つけておりノータイムで指しています。以後△同歩、▲8五銀で詰み。

伝統のソフトと当たって光栄でした。勝因はSHOUCHANのバグ以外の何者でもなく、SHOUCHANの悪手に助けられた1局でした。その点内容的には残念なものとなってしまいました。ハイスペックマシンもどんなにすばらしいアイデアを盛り込んだプログラムもプログラムにバグがあっては何もならない、ということを教えられた1局でした。

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